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ブランディング論
branding philosophy
ブランドは人がつくる
片平秀貴・森摂『ブランドのDNA』日経BP社(2005年)より
そう学び、そう信じて実践してきました。
生まれて間もない日本のベンチャー企業から、100年以上の歴史を誇る欧米の老舗企業まで、1本100円(当時)のソフトドリンクから、1個100万円超のハンドバッグまで、異なるカルチャーの中で異なるステージのブランドビジネスに携わってきて思うことは、「ブランドは人がつくる」というこの概念は極めて普遍的であるとともに、いわゆるブランドマーケティングというような狭義の領域に留まるものではなく、企業理念そのものの実践において中核をなすべきものであるということです。
ブランドという単語は、商品や商品群を指すこともあれば、屋号や社名を指すこともありますが、ともあれ重要なのは、ブランドは単なるロゴマークではなく、それに対する世間の人々の記憶と期待の集約であるということです。ブランドをどう定義し、どう育成し、どう持続可能な成長に繋げてゆくかは、あらゆるビジネスの根幹に関わる命題であり、ブランドをつくるのはそれに携わる人(=すべての社員)をおいてほかにはありません。
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